無機抗菌剤ゼオミック

無機抗菌剤ゼオミックの「消臭効果」

抗菌+消臭効果を併せ持つ無機抗菌剤ゼオミック

1.抗菌消臭タイプのゼオミックについて

これまでゼオミックは抗菌剤として樹脂の練り込み加工、塗装、繊維の後加工剤として使用されてきましたが、近年、繊維製品を中心とした消臭効果に関するニーズの高まりを受け、抗菌効果のみな(cｨｨ)らず消臭効果も期待できる剤の必要性が出てきました。
以前からゼオライトのガス吸着能は知られており、この特性を生かして、よ?zhｨｨn)闕L範囲のガス種を除去できな(cｨｨ)いか改良検討を行った結果、抗菌+消臭効果のある繊維後加工用ゼオミックの開発に成功しました。

現行の消臭剤は、消臭効果のみを持つ剤がほとんどであり、抗菌性を加工布に付与する場合は別に抗菌剤を添加する必要性がありましたが、抗菌消臭ゼオミックは本剤の加工のみで抗菌と消臭の二つの性能を対象に付与することが可能にな(cｨｨ)りました。

2.ゼオミック粉末の消臭効果

抗菌消臭ゼオミックは、銀、亜鉛等の金属イオンをゼオライトの骨格構造内に含有しており、抗菌性能と消臭効果も併せ持っています。 その消臭メカニズムは、ゼオライトが本来持っている物理吸着能とイオン交換された金属と臭気ガスの化学反応等によ?zhｨｨn)閨A消臭効果が得られると考えられます。

ゼオミックの消臭効果測(yｨｩng)定結果

ゼオミックの各種臭気成分ガスに対する消臭効果を測(yｨｩng)定した。
試験機関：(株)日(dｨ｡n)産アーク　有機分析研究室

※社団法人繊維評価技術協議会・消臭加工繊維製品認証基準よ?zhｨｨn)?

試験方法

所(qiｨ｢ng)定濃度に調整した各ガスを用意した。このガスをテドラーバック内に6Lと試料1.0gとともに密閉し、密封直後(1分以内)、1時間後、3時間後のガス濃度を検知管によ?zhｨｨn)闡?yｨｩng)定した。

試料/抗菌消臭タイプのゼオミック粉末

各ガスの初期ガス濃度(ppm)
1.アンモニア	28.0	5.メチルメルカプタン	4.0
2.酢酸	9.9	6.トリメチルアミン	63.0
3.イソ吉草酸	15.0	7.ピリジン	12.0
4.硫化水素	1.8

1.アンモニアの測(yｨｩng)定結果	2.酢酸の測(yｨｩng)定結果

3.イソ吉草酸の測(yｨｩng)定結果	4.硫化水素の測(yｨｩng)定結果

5.メチルメルカプタンの測(yｨｩng)定結果	6.トリメチルアミンの測(yｨｩng)定結果

7.ピリジンの測(yｨｩng)定結果

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3.ゼオミック後加工布の消臭効果

抗菌消臭ゼオミックとバインダーを使用し、パッドドライ法によ?zhｨｨn)ﾁてゼオミックを加工した布も消臭効果を発揮します。

ゼオミック加工布の消臭効果測(yｨｩng)定結果

ゼオミック加工布の各種臭気成分ガスに対する消臭効果を測(yｨｩng)定した。
試験機関：財団法人日(dｨ｡n)本化学繊維検査協会大阪分析センター

試験方法

社団法人繊維評価技術協議会　消臭効果試験方法　機器分析

試料

1.後加工布(未洗濯)：ゼオミックを1wt%加工した後加工布
2.後加工布(10回洗濯)：ゼオミックを1wt%加工した後加工布を10回洗濯したもの

各ガスの初期ガス濃度(ppm)
1.アンモニア	100.0
2.酢酸	50.0
3.硫化水素	4.0
4.メチルメルカプタン	8.0

1.アンモニアの試験結果

試料 アンモニア(ppm) 減少率(%) 初発濃度 2時間後 後加工布(未洗濯) 100 2.0 97 後加工布(10回洗濯) 100 8.5 89 無加工布(未洗濯) 100 74 ―

2.酢酸の試験結果

試料 酢酸(ppm) 減少率(%) 初発濃度 2時間後 後加工布(未洗濯) 50 1.6 93 後加工布(10回洗濯) 50 1.4 94 無加工布(未洗濯) 50 24 ―

3.硫化水素の試験結果

試料 硫化水素(ppm) 減少率(%) 初発濃度 2時間後 後加工布(未洗濯) 4.0 <0.1 >97 後加工布(10回洗濯) 4.0 <0.1 >97 無加工布(未洗濯) 4.0 3.9 ―

4.メチルメルカプタンの試験結果